日本発のグローバルEVベンチャー、テラチャージ(Terra Charge)は8月20日、インドネシア市場におけるEV充電インフラ事業を推進するため、PT. Terra Charge Indonesiaを設立し、EV充電サービス「Terra Charge」を開始したと発表した。

同社は日本、インド、タイに続き、インドネシアでのサービス提供を開始した。インドネシア国内での日系企業によるEV充電サービスの提供は初めてという。

インドネシアは2040年代半ばにはGDP世界第4位の経済規模になると予測されており、自動車産業も大きな市場を持つ。インドネシア政府は2060年にカーボンニュートラルを達成する目標を掲げ、EV関連政策を推進している。2023年のEV販売台数は1万7000台で、新車販売に占める割合は1.7%と、東南アジアで2番目に多い。

しかし、充電インフラの不足がEV普及の課題となっている。テラチャージ・インドネシアは2024年2月から充電ステーションの設置を進め、ジャカルタ、バンドン、スラバヤ、バリの4都市で57か所に計77基のEV充電器を設置した。インドネシア国営電力会社PT PLN (Persero)社とのパートナーシップにより、累計100カ所以上の受注を獲得し、充電ポイント事業者トップ3の地位を確立している。

テラチャージ・インドネシアは2025年12月末までに1000基のEV充電器を設置する計画を持ち、24時間365日のカスタマーサポートやモバイルアプリを通じた充電スポットの検索、充電器の利用、料金支払いなどの高品質なサービスを提供している。

テラチャージ・インドネシアは、インドネシアのエネルギー転換と持続可能な電動モビリティの実現に向けて、今後も取り組んでいくとしている。

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