タイホンダから販売されているミドルスクーター「フォルツァ350」に新型が登場した。スタイルは従来通りだが、新たに5インチのデジタルTFTメーターや、4wayセレクトスイッチを新たに獲得。フォルツァ350は日本未導入ながら、国内仕様の250cc「フォルツァ」の次の仕様が垣間見える!?

  文/Webikeプラス編集部  

ライバルを意識したモダナイズで勝負!国内仕様に期待

 2000年からラインナップを続ける、ホンダの古参250ccスクーター・フォルツァ。今年で発売24年目となる長い歴史の中で、モデルチェンジのたびにモダナイズが進んでいる。現行のモデルは2022年に発表された、海外仕様のフォルツァ350の装備&スタイルを踏襲したもので、フルLED灯火やスタイリッシュなフェアリングを備えるほか、USB-TypeC電源やスマートキーも搭載しており、利便性に磨きをかけている。メーターはスピード/タコのアナログ2眼プラス大型の反転液晶を採用しており、メカニカルなコクピット周りも特徴の一つだ。

 今回タイにて発表された新型フォルツァ350は、外観はそのままアナログメーターを5インチの大型フルカラーTFT液晶に変更され、HSTC(セレクタブルトルクコントロール)のインフォメーション表示などの機能が追加された。さらにスマホ連携機能「Honda Road Sync」を新採用、左手スイッチボックスに十字型のセレクトスイッチを備える仕様となった。これらの装備はホンダの各ラインナップが続々と採用を続けているもので、国内でも一部車種では導入が開始されている。既に述べたとおり、現行フォルツァのモデルはこの海外仕様のフォルツァ350であることからも、次期国内フォルツァがこの新装備を採用する可能性は十分なのだ。

 フォルツァのライバル機といえば、同じ250ccのヤマハ「X MAX」が挙げられるが、こちらは既に2023年モデルから2画面のフルカラーTFT液晶を採用済。スマホ連携機能ももちろん備えており、先進性という点ではフォルツァの一歩先を行っている。しかしフォルツァ350の新仕様導入によって、強力なライバルとして追いついていくことだろう。国内仕様の続報に期待したい。

 

 

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新たなアドベンチャー仕様も登場!?

 新装備を手に入れたタイのフォルツァ350だが、同時に気になるバリエーションモデルも登場している。「The journey to beyond」と銘打たれた、アドベンチャースタイルのモデルだ。デジタルカモフラージュ風のグラフィックや、フロントフェアリングに装着された大型のガードが特徴的で、19万7,900バーツとスタンダードより少し高めのプライス。この仕様が国内に登場するかは不明だが、シティコミューターとして人気のフォルツァのイメージを大きく変える、チャレンジングなスタイルといえる。パーツだけでも国内に登場してほしいが、果たして……!?

 

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参考:フォルツァ[2024]主要諸元

・全長x全幅x全高:2,145mm×750mm×1,360mm
・ホイールベース:1,510mm
・シート高:780mm
・車重:186kg
・エンジン:水冷4ストローク単気筒OHC 4バルブ 249cc
・最高出力:17kW(23PS)/7,750rpm
・最大トルク:24N・m(2.4kgf・m)/6,250rpm
・燃料タンク容量:11.0L
・トランスミッション形式:無段変速(Vマチック)
・ブレーキ:F=シングルディスク、R=シングルディスク
・タイヤサイズ:F・120/70-15M/C/R・140/70-14M/C
・価格:69万1000円


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