全貌が判明したスズキ 新型フロンクス。これはインドで生産され、日本に輸入されるスタイルとなるが、これを聞いて我らがバレーノを思い出す人も多いハズ。当時は正直イマイチだった質感もフロンクスはかなり違うのだ。マジでスズキ本気です!!
文:ベストカーWeb編集部
■日本だけの内装色!! 電子パーキングブレーキも日本だけ
2016年にインドからやってきたバレーノ。スイフトの兄貴分的サイズだったのに価格は141万円スタート。しかも当時は一部の高級車程度にしか採用されていなかったアダプティブクルーズコントロールを標準装備。
しかも1Lターボに6速ATを組み合わせたモデルもあるなど、ラインアップも今思えば豪華であったが、たった4年で日本から徹底することに……。インドではネクサと呼ばれるトヨタに対するレクサス的な扱いで言ってみれば現地じゃ高級車で憧れのクルマとなっているのだ。
今回の新型フロンクスはフルモデルチェンジしたバレーノのSUV版というイメージ。だからこそ内外装デザイン、そして質感もかなり力が入っているのだ。
現地の内装色はブラックとパープルと日本じゃとてもウケそうにない色合いのため、国内仕様はブラックとボルドーの組み合わせに。そしてアダプティブクルーズコントロールをはじめとする先進安全装備を充実させ、電子パーキングやシートヒーターなど日本だけの機能もハンパじゃないほど採用されている力の入れようなのだ。
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■バレーノの経験生かして大幅レベルアップ!! 価格次第で大化けの可能性大
バレーノ導入当時はまだまだインド、もっといえば東南アジア産のクルマを日本で売るというのはマーチ程度とかなり異例。筆者は当時都内近郊のスズキアリーナで半年間のディーラマン人生で1台だけお買い上げいただいたものの、かなり厳しい存在であったのは間違いない。
当時は「インドから来ているのか……」などネガティブに捉えるユーザーも少なくなかったのだ。しかも質感はお世辞にも日本クオリティと言えるレベルではなく、内装のチープ感であったり、チリが合っていなかったりなどなど、率直に言っていまひとつであった。
でも今や東南アジア産のクルマはホンダ WR-Vやトライトン、キックスやアコードと当たり前のなりつつある。もちろん質感だって国内レベルかそれ以上にまでなっている、そう、この8年で常識は大きく変わったのだ。
バレーノも日本専用に設計されていた部分もあるが、新型フロンクスは気合の入れようがハンパない。素直にカッコイイだけに価格次第ではスズキの屋台骨的存在となるのも夢じゃない!!!
逆に言えばライバルのWR-Vやロッキー/ライズより割高感のある価格設定となればバレーノ同様厳しい結果に転じてしまう可能性も大いにある。もちろん電子パーキングをはじめとする先進安全装備がライバルよりも充実しているのもわかるが、マジで価格頑張ってください!!!!!!
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