ホンダ(Honda)の米国部門は7月20日、グローバル物流サービス企業のマースクと提携し、アリゾナ州フェニックスに新たな15万平方フィートの物流センターを開設した、と発表した。
この施設は、ホンダの四輪バギー車の「ATV(オール・テレーン・ビークル)」を含むパワースポーツおよび製品部門をサポートし、米国南西部の地域ディーラーネットワークへのサービス能力を強化するものだ。施設では、レクリエーション、ユーティリティ、およびアウトドア機器の幅広い製品の倉庫および配送サービスの拠点になる。これまでホンダはロサンゼルス地域から米南西部をサポートしていた。
フェニックスはディーラーネットワークへのアクセスの良さや顧客へのサービス効率の向上という点で選ばれた。マースクの深い業務知識と迅速な新拠点設立が、地域ビジネス戦略の重要な側面を前進させる助けにもなったという。
マースクの物流チームは、契約締結から90日でフェニックスの拠点を稼働させた。迅速な稼働には、施設の選定、リースの最終化、初期在庫の受け取りが含まれていた。地域ディーラーネットワークへの配送調整、返品管理、組み立て、品質管理などの付加価値サービスを提供している。
フェニックスの物流センターは、ホンダのニーズをサポートするマースクの3番目の施設だ。2011年にはルイジアナ州シュリーブポートに、2020年にはミズーリ州カンザスシティに施設を設立している。
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