1/64スケールクラスのサイズで、クルマ好きを熱中させるラインナップを展開する、アメリカ生まれのミニカーブランド『ホットウィール(Hot Wheels)』。今回は世界中でカリスマ的人気を誇る和製スポーツカーや、新旧ホットハッチなど、走り屋泣かせの顔ぶれが並ぶ。前置きはこのくらいにして、早速詳細のラインナップを見ておこう。

“ゴジラ”プリントの純白のR32 GT-Rがエモかっこいい!【ブールバード】

日産 スカイライン GT-R【BNR32】(7月20日発売)

ダイキャストシャシーと、リアルライダーと呼ばれるゴムタイヤを採用した、ホットウィールの中でもハイクオリティなアイテムがプレミアムカー。街で目が釘付けになるようなモデルが揃う『ブールバード」シリーズで、1番の注目は「日産 スカイラインGT-R(BNR32)」だ。1989年、ケンメリGT-R以来16年ぶりに復活し、第2世代GT-Rの先駆けとなったモデル。ベースとなる8代目スカイラインのR32は、高級志向で大型化した7代目のR31より車体を絞り込み、居住性を犠牲にしても走行性能を追求した。

日産 スカイライン GT-R【BNR32】(7月20日発売)

さらに競技規定を見据えた2.6リットルの直6ツインターボエンジン(RB26DETT)や、ハイテク制御の4WDを搭載し、専用外装をおごったのがGT-R。レースで圧倒的な戦績を残し、正規販売のなかったアメリカなどでも注目を集めたジャパニーズ・モンスターは、同じく日本生まれの大怪獣『ゴジラ』にたとえられることも。今回は、そんなエピソードにちなんだ怪獣のイラストを、ボディサイドにあしらっているのもホットウィールらしいディテールだ。

三菱 3000GT VR-4(7月20日発売)

そのR32に敢然と挑んだのが、日本ではGTOとして販売された「三菱 3000GT VR-4」。3.0リットルV6ツインターボに4WD+4WS、可変エアロなど、ハイテク満載の意欲作だ。今回のモチーフはリトラクタブルヘッドライトを備える前期型で、ボディカラーはアメリカ市場で人気が高いティールグリーンをチョイスした。

’60s フィアット 500 D モディフィカド(7月20日発売)

日本のハイテクモンスターたちとは対照的なのが「’60s フィアット 500 D モディフィカド」だ。ヌオーヴァ500こと2代目500は1957年デビューで、全長3mを切りながら4人乗車を可能。車両価格が安価なこともあって1975年の生産終了までに約400万台を販売した。

現役時代にはチューニングも盛んで、当時の雰囲気満点のバリバリなチューニングモデルをミニカー化。今回は60年にマイナーチェンジを受けた500Dをベースに、ワイドホイールを包むべく大きく張り出したオーバーフェンダー/リアエンジンの放熱性を高める開きっぱなしのエンジンフードを備えた、レーシーなスタイルにモディファイしている。

ランボルギーニ・カウンタック LPI 800-4(7月20日発売)

この他に伝説のスーパーカーを現代解釈した「ランボルギーニ・カウンタック LPI 800-4」、自動車フォトグラファーのラリー・チェン氏がドリフト車両の撮影に用いるカメラカーを再現した「2021 トヨタ GRスープラ」の計5台がリリースされる。

世界の名車が勢揃い! 日本代表の70スープラが熱いぞ【カーカルチャー ワールドツアー】

’82トヨタ・スープラ(7月27日発売)

様々なテーマのシリーズが楽しめる「カーカルチャー」には、クルマの国旗と生産国の地図をデザインしたパッケージの『ワールドツアー』がお目見え。日本代表は「’82 トヨタ・スープラ」で、日本ではセリカXXとして販売された2代目のA60型がベース。片目開きのリトラクタブルヘッドライトをはじめ、チンスポイラーや初代セリカ風のボンネットダクト、リアウインドウのルーバーなど、ヤンチャな街道レーサーをイメージしたアレンジが施された。ノーズとボディサイドには、チューニングパーツメーカーであるRS-Rのロゴが記されている。

フォルクスワーゲン・ゴルフ Mk7(7月27日発売)

ドイツ勢は2台。まず「フォルクスワーゲン・ゴルフ Mk7」は、ホットハッチの源流ともいうべき定番ハッチバックの7代目で、2012~20年に販売されたモデル。この世代が最後となった3ドアのボディは、最強モデルのRを思わせるブルーで全身を包み、ボディカラーに映えるホワイトのストライプと大径ホイールをアクセントに加えている。

もう1台は「アウディ S4 クワトロ」。1997年登場の2代目がモチーフで、アウディの中軸モデルであるA4セダンに、265psの2.7リットルV6ツインターボと6速MT、フルタイム4WDを搭載し、250km/hオーバーの最高速を誇った。

フォルクスワーゲン ブラジリア(7月27日発売)

マニアックなところでは、「フォルクスワーゲン・ブラジリア」がエントリー。VWのブラジル法人が企画・開発を手がけ、生産期間は1973~82年。カルマンギアのメカニズムを流用し、2ドアと4ドアのワゴンタイプに仕立てた。今回は2ドアをベースに、大型フロントスポイラーなどを装着したカスタム仕様に仕上げている。

アルファロメオ GTV6 3.0(7月27日発売)

イタリア代表もマニアックなチョイスだ。「アルファロメオ GTV6 3.0」は、1974年登場のファストバッククーペであるアルフェッタGTをベースに、3.0リットルV6を搭載したモデル。南アフリカでのみ生産され、1984・85年に212台のみが世に送り出されたレアな仕様だ。

日産車×懐かしのストライプが大和魂に火を付ける!【プレミアムコレクターセット】

プレミアムコレクターセット(7月27日発売)

トランスポーターとプレミアムカーを組み合わせた『プレミアムコレクターセット』の新顔は、日本がテーマの「BREダットサン」。日本のキャブオーバートラックをモチーフにしたサクラスプリンターと、3台の日産車が、富士山が描かれたパッケージに収められている。

カラーリングは、いずれも“BRE”ことブロック・レーシング・エンタープライズ仕様。BREはシェルビーデイトナクーペ』などで知られるレーシングカーデザイナーのピート・ブロックが1966年に設立し、日本車メーカーと共同でレース活動を行なったが。特に日産車で成功を収めたことから、マニアには馴染の深いカラーリングだ。

ダットサン 620【プレミアムコレクターセット】

黒と白のモノトーンで仕立てたピックアップは「ダットサン 620」。日本ではダットラの愛称で親しまれた、ダットサントラックの7代目で、1972~79年に生産された。

ダットサン 510ワゴン【プレミアムコレクターセット】

水色を基調としたワゴンは「ダットサン 510ワゴン」。言わずと知れた3代目ブルーバードで、60年代後半から70年代初頭の日産を支えた主力車種であるとともに、セダン1600SSSが1970年の第18回サファリラリーを制するなど、モータースポーツでも活躍した名車だ。

1991 日産 セントラSE-R【プレミアムコレクターセット】

もう1台は「1991 日産 セントラ SE-R」。7代目サニーの北米仕様で、2ドアボディに施した赤と青のカラーリングは、アメリカで大人気だったレース、SCCAトランザム・シリーズの、2.5リットルクラスを1971・72年に連覇したダットサン510をイメージしている。

R32を筆頭に日本車とイタリアンウェポンが揃った『ブールバード』シリーズ、マニア心をくすぐる世界中のクルマを集めた『カーカルチャー』シリーズの価格はそれぞれ880円(税込)、日本をテーマにトランスポーターとクラシックなネオクラが1つになった 『プレミアムコレクターセット』の価格は4,675円(税込)

気になるアイテムは、玩具店や家電量販店、ECサイトなどで速攻ゲットを。また、ホットウィールの最新情報は公式Facebookをフォローしてキャッチしよう!

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