1969年に発表された初代ダットサン『240Z』に敬意を示したデザインを取り入れ、オリジナルの「S30」型に象徴的なオレンジ色のボディカラーを再現した『Z ヘリテージエディション』。Zシリーズの55周年を記念し、特別なデザイン要素を取り入れたこのモデルは、スポーツカーの歴史を祝うものだ。

ニューサイトオレンジに黒のデカールが「Z」らしさを引き立てる

米国向けの『Z』(日本名:『フェアレディZ』に相当)の2024年モデルに設定されたこのヘリテージエディション。2022年の東京オートサロンで初公開され話題となったコンセプトカー「フェアレディZ カスタマイズドプロト」ほぼそのままの姿と言えそうだ。新しいフロントデザイン、19インチの合金ホイール、拡大されたフェンダーなど、240Zのデザインを彷彿とさせる要素が特徴となっている。

特に目を引くのは、オリジナルのS30に使用されていたアイコニックなオレンジボディを再現した「ニューサイトオレンジ」塗装。さらに、黒いフードデカールやボディサイドデカール、Zエンブレムの周りに配置されたヘリテージエディション専用デカールがアクセントとなっている。

このモデルには、400hpを発揮する3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジン、機械式リミテッドスリップディファレンシャル、赤いキャリパーを備えた日産パフォーマンスブレーキなどが搭載されている。これらの特徴は、公道やサーキットでのドライビングスリルを提供するZモデルの長い歴史を称えるもの、としている。

なお、日本ではフェアレディZの受注は停止されたままとなっている。

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