BMWは8月から、『X5』の25周年記念モデル「シルバーアニバーサリーエディション」(BMW X5 Silver Anniversary Edition)の限定生産を米国工場で開始する。BMWが6月21日に発表した。

●スポーツアクティビティビークル

初代X5の生産が1999年9月1日、米国サウスカロライナ州スパータンバーグ工場で開始されて以来、約300万台のX5が世界向けに組み立てられてきた。X5はスポーツアクティビティビークル(SAV)カテゴリーを創出したという。

X5の25周年を記念した限定モデルのシルバーアニバーサリーエディションは2025年型の「xDrive40i」グレードをベースに、オンロードの性能とプレミアムな装備に加え、オフロード性能を向上させている。

●スポーツデザインとMスポーツデザインを融合

シルバーアニバーサリーエディションは、スポーツデザインとMスポーツデザインのスタイリングを融合させた外観が特徴。

Mスポーツパッケージのエクステンデッドシャドウライントリムが窓枠、ルーフレール、フェンダーのエアブリーザー、イルミネーテッドキドニーグリルをダーク化し、控えめな外観を演出している。20インチのMスター・スポークバイカラーのホイールも採用されている。外装はBMWインディビジュアルのライムロックグレーメタリックで仕上げられ、テールゲートにはシルバーアニバーサリーエンブレムが付く。

内装は、ブラック、コニャック、コーヒー、シルバーストーンから選べるスポーツシートが装備されている。カーボンファイバートリムがセンターコンソールとダッシュボードを飾り、BMWカーブドディスプレイはBMWオペレーティングシステム8.5で作動。ライブコックピットプロフェッショナルには、フルカラーヘッドアップディスプレイとBMWマップナビゲーションをセットした。ギアセレクターの前には、シルバーアニバーサリーのプレートが添えられる。

●xOffroadパッケージを標準装備、モード選択

シルバーアニバーサリーエディションは、BMWのxOffroadパッケージを標準装備した。センターコンソールのドライバーエクスペリエンスコントロールスイッチを使用して、xSnow、xSand、xGravel、xRocksモードを選択できる。このシステムは、車高、トランスミッションのシフトプログラム、スロットルマッピング、トラクションコントロールなどを調整する。

さらに、エアサスペンション、機械式リアディファレンシャルロック、アンダーボディプロテクションプレートが含まれている。センターディスプレイは、地上高、ロール傾向、傾斜や下り勾配などの情報を表示するxOffroadビューが可能。xOffroadカメラは、車両の外部の地形を全方向から表示し、低速でのオフロード走行を支援する。

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