マセラティは6月18日、『MC12』のデビュー20周年を記念して、『MC20レジェンダ』(Maserati MC20 Leggenda)を発表した。レジェンダ仕様はスーパーカーのMC20をベースに設定され、限定20台が生産される。

マセラティは2004年、MC12を擁して37年ぶりにレースシーンに復帰した。MC12は、GT選手権での成功を収めた象徴的なモデルになる。

MC20レジェンダは、MC12の「GT1 Vitaphone」にインスパイアされた。ボディカラーは、当時のMC12をモチーフにしたツートンだ。車体の下側を「ネロエッセンツァ」と呼ばれる黒、車体の上側を「デジタルミントマット」と呼ばれるミントグリーンで塗装した。

さらに、足元には、ネロルチドのホイールとネロオパコのセンターキャップ、イエローのトライデントロゴを配している。

室内には、軽量な4ウェイモノコックレーシングシート、トライデントの刺繍、Sonus faberの音響システム、カーボンファイバーのインテリアパッケージを装備した。また、電子制御リミテッドスリップディファレンシャル(E-LSD)、サスペンションリフター、ブラインドスポットシステム、リアクロスパスシステムも装備されている。

MC12は、2004年から2010年にかけて、FIA GT選手権で27勝を挙げ、スパ24時間で3度の優勝を果たした。MC20レジェンダは、その栄光を現代に再現するモデル、としている。

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