ステランティス(Stellantis)ジャパンは6月13日、アバルト・ブランドのガソリンモデル『F595』と『695』の日本向け生産を終了した、と発表した。

これに伴い、アバルト正規ディーラーでの取り扱い在庫が無くなり次第、F595と695の日本国内での販売は終了となる。

今回の発表は、ステランティスグループが掲げるグローバル戦略の柱、電動化の推進に伴うものだ。すでに、フィアットの小型EV『500e』を高性能化したアバルト『500e』が登場している。

アバルト・ブランドは今年で75周年を迎え、40~50代を中心にスポーツモデルを好むドライバーを魅了してきた。日本は2009年のデビュー以来、グローバルにおける重要なマーケットであり続け、2022年には年間の販売台数で世界一を記録した。日本国内におけるアバルト・ブランドの累計販売台数は、およそ2万8000台に到達している。

ステランティスは、電動化を進めることで環境負荷の低減を目指しており、今回の決定はその一環だ。今後、アバルト・ブランドは電動モデルへのシフトを加速させていく。

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