フォルクスワーゲングループは5月28日、入門クラスの新型EVを2027年に初公開すると発表した。ベース価格は2万ユーロ(約340万円)を予定している。

これは、全電動エントリーレベルのモビリティを推進する新プロジェクトの一環だ。このプロジェクトは、欧州向けに手頃な価格のEVを提供することを目指しており、特にエントリーレベルのセグメントでのEV普及を促進する。フォルクスワーゲングループは、ヨーロッパでの高いローカリゼーションを重視し、長距離輸送によるCO2排出を削減することも目指している。

さらに、2025年末までに、2万5000ユーロ以下の「エレクトリック・アーバン・カー・ファミリー」を発表する計画。これには、フォルクスワーゲンとクプラ(CUPRA)ブランドからの2台のコンパクトカー、およびフォルクスワーゲンとシュコダの両ブランドから2台の小型SUVが含まれる。これらの車両は、すべてスペインで製造される予定だ。

フォルクスワーゲングループは、2万ユーロの全電動エントリーレベルモビリティプロジェクトを通じて、持続可能で手頃なモビリティを提供するという社会的責任を果たし続けるという。

フォルクスワーゲングループのオリバー・ブルーメCEOは、「フォルクスワーゲングループの強力なブランドは、初めての車や手頃なモビリティと結びついている。この社会的責任を果たし続けるため、未来志向のプロジェクトを開始する」と述べている。

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