コンバットフライトシム「DCS World」を展開中のEagle Dynamicsは,サードパーティのOrbx Simulation Systemsが手がける拡張マップ「DCS: Kola」の販売を開始し,トレイラーを公開した。ステータスはアーリーアクセス版で,公式ショップの価格は69.99ドルだが,現在,20%オフの発売記念セールが行われている。
 また,Steamで配信中の「DCS World Steam Edition」向けにもリリースされており,価格は8345円(税込)となっている。


 2024年4月28日に掲載した記事でお伝えしたように,「DCS: Kola」は,ロシアのコラ半島を中心に,ノルウェー北部とスウェーデン,フィンランド,そしてロシアのムルマンスク州とカレリア地位の一部をカバーする,総面積135万平方km(陸地面積は57万5000平方km)におよぶマップだ。
 北極圏でありながら不凍港ムルマンスクを擁するコラ半島は,ロシア艦隊の重要な拠点であり,北極海や北大西洋に抜けようとするロシア艦隊と,これを監視するNATOにとって,冷戦時代から一触即発のホットスポットとして知られていた。


 「DCS: Kola」には,ムルマンスクをはじめ,北方艦隊基地セヴェロモルスク,潜水艦基地ポリャールヌイなどが詳細に再現されており,さらに,多数の空軍基地や軍事施設などが用意されているという。公開されたトレイラーでは,北極圏の荒涼とした風景や,北欧の美しい街並み,氷河に削られた複雑な地形などが確認できるはずだ。


 現在は夏のテクスチャのみだが,今後,製品版に向けてアップデートを続け,冬のテクスチャや軍用飛行場,陸海軍の基地,港湾施設,レーダーサイトなどを追加していく予定とのこと。
 詳しくは,プレイヤー向けのWeekly Newsletterや,Steamのストアページをチェックしてほしい。